未来のイノベーターはどう育つのか 親次第で子どもの可能性は大きく変わる!
わが子には熱中できることを見つけてもらって、それが将来的に仕事になって、一生好きなことで楽しく生きていく人生を歩んでいってもらいたいなと常々考えています。
そのためには環境が大事で、その子にとってのベストな環境を用意してあげるのが親の役目だと思います。
それは親が進ませたい目的地へのレールをしいてあげるという意味ではなく、子どもが進みたい目的地に向かって併走してあげること。
サポーターみたいなイメージですかね。
24時間テレビのランナーをサポートしている坂本さんのような。
そんなことを考えていて、親としてはどういう関わり方をしてあげるべきなんだろう??ということで、今回は「未来のイノベーターはどう育つのか」を読みました。
未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの
- 作者: トニーワグナー,藤原朝子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
イノベーションとは?イノベーターとは?
AIとともに生きる時代が現実味を帯びてくる中、これから労働集約型の仕事はどんどん自動化されていくと思われます。
いまの子どもたちが世の中の主役になる頃がまさにAIと完全に共存して生きる世界になっています。
そんな世の中で必要な人材は、自ら問題を見つけて、解決のためのアイデアを生み出し、実現させることができる人材です。
これがイノベーターの定義です。
イノベーションを起こすことは機械にはできません。
世の中の問題を見つけて、それを解決するアイデアを作ることは機械にはできません。
つまり、イノベーターになることは自分を守ることにつながると思っています。
ではイノベーターとはもっと具体的には存在なのか。
本書では求められるスキルとして以下をあげています。
- 好奇心。すなわちいい質問をする癖と、もっと深く理解したいという欲求。
- コラボレーション。これは自分とは非常に異なる見解や専門知識を持つ人の話に耳を傾け、他人から学ぶことから始まる。
- 関連付けまたは統合的思考。
- 行動志向と実験志向。
そして、イノベーションを起こすのに必要なものを以下のように定義しています。
- クリエイティブな思考力
- 専門性
- モチベーション
それではこれらの力はどのようにつけられるのでしょうか?
親としてどう関わるべきか?
本書で繰り返し出てくる言葉として下記があります。
「遊びが情熱、そして目的意識へと進化していく」
これについては多くを語らなくともイメージできるかなと思います。
では、遊びを情熱に変えて目的意識に進化させるために親としてはどんな関わり方・サポートができるでしょう?
実験する機会と時間
まずは遊びの機会をたくさん作ってあげること。
世間一般では一つのことを長く続けることが美徳とされがちですが、その価値観は捨てて、子どもにいろんなことを試させてあげることが大事だといいます。
そしてよーく子どもを観察すること。
嫌がってるな、合ってないなと感じたら無理して続けないこと。
また、親は自分の時間に子どもを合わせて叱りがちな気がしています。
親の事情など子どもはわかりません。
子どもにあわせてあげるだけの物理的・心理的余裕を持つべきなんだなとおもいます。
おもちゃは少ないほどいい
おもちゃは減らすべきということで、本書に出てくる親たちの意見が一致しているらしいです。
与えるならレゴなどの想像力と発明を促すおもちゃにすべき。
なかには誕生日プレゼントで工具を選ばせてあげるひとも。
スクリーンタイムのルール
子どもが伸びる家庭ではテレビやパソコンやスマホに向かう時間に関して、しっかりとルールを決めているそうです。
さりげなく背中を押す
無理をさせることは禁物ですが、チャレンジする勇気が出ない子もいることと思います。
いつでも見守っているという安心感を与えながら、背中を押してあげるテクニックも必要ということです。
遊びとしての読書
著者が話を聞いた親のほぼ全員が読み聞かせを頻繁に行っていたらしい。
一日の中に本を読む時間を決めている家庭もあったとか。
一番大切だなと思ったこと
「変わった親になる勇気」
信じることが重要 親としての直感、判断、価値観を信じること。
また子供を信じること。
ふつうに生きていたら、どうしても周りの目や意見に左右されてしまうと思います。
そらでも自分と子どもを信じて、子どもにとって本当に良い環境を用意してあげるべきなんだなと思いました。
未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの
- 作者: トニーワグナー,藤原朝子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 単行本
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