モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方 子どもを知ることで不安・イライラがなくなり、才能を伸ばすことにもつながる!
すべての子どもは、自らを伸ばす力を持っている
モンテッソーリ教育の開発者、マリア・モンテッソーリの言葉です。
この言葉を知っているだけで、大人はどんな対応をしてあげるべきか見えてきますね。
シンプルにいえば、「子どもの能力を信じ、見守っていく」ことです。
そんなモンテッソーリ教育を実践してくれる保育園などが近くにあればいいですが、そうも行かないことの方が多いと思います。
そこで、自宅でやるには具体的にどうすればいいかと思い、本書を手に取りました。
今後に活かしていきたいと思った ポイントをいくつかまとめてみました。
まずは子どもの様々な「こだわり」を理解する
順序へのこだわり
- 急がせない
- 本人の考える順序で
- 急ぎたいときは手伝いをする了解をとる
習慣へのこだわり
- いつもと同じことをいつもと同じように
- 無理なときは無理な理由を説明する
- やめてほしいことははじめから習慣にさせない
所有へのこだわり
- 独占を経て、共有へ
- 所有の概念が育っている真っ最中
場所へのこだわり
- 同じ場所に同じ人、物を
- どうしてもそういかないときは了解を取る
運動へのこだわり
- 高いところに登るのはバランス感覚を養うため
- 運動をたくさんさせて、頭と体が連動するように
- つまみ行動は三本指を使う訓練
お手伝いへのこだわり
- お手伝いで社会性の獲得を
- ありがとう、を必ず
言葉へのこだわり
- おしゃぶりで口の運動の邪魔をしない
- 言葉への興味を引き出す
- 質問は好奇心が育っているから
- 一緒に調べる
親の基本スタンス
- 子どもに選ばせる
- 子どもにやらせて、教えない
- 教えるときはゆっくりと
- 子どものペースにあわせる
- 察してあげず、伝えさせる
- 遊びのルールを伝えて、見守る
- ほめずに、認める
- ほめずに、共感する
- 失敗させる。間違っていても直さない
できる子を育てるための環境づくり
片づける子になるために
- おもちゃを少なく
- 親が片づけるところを見せる
- 行動の場所を決めておく
心の自立と体の発育を促すために
- 危ないこともルールを教えてやらせて見守る
- 子ども用の道具は適切なサイズ・重さ・使いやすさで選ぶ
- 子ども用の道具は常に本物を与えて美的感覚を養う
- 子どもの言葉遣い=親の言葉遣い
やるべきことはたくさんありますが、
わが子の未来のためと思ってできることから少しずつ試していきたいですね!
かなりオススメなので、ぜひご一読ください。