幼児教育の経済学 効率の高い教育投資のタイミングが科学的に実証されました
「幼児教育の経済学」という本を読みました。
やはり幼児期に適切な学びの機会を与えることは相当大事なことですね。
この本はジェームズ・J・ヘックマンというノーベル賞経済学賞を受賞している方が、経済学の観点から幼児教育の投資対効果を実証したことについて説明されています。
論文でまとめられていることに対して、要点を絞って一般向けにまとめなおしたものです。
印象的だったことを抜粋します
- 母親の学歴と子どもの学力に相関関係がある
- 幼児期にネグレクトされた子どもとそうでない子どもの脳のサイズや密度に大きな差がある
- ペリー就学前プロジェクトという教育システムの利益率は6~10%
- 子どもが成人後に成功するかは幼児期の介入の質に大きく影響される
- スキルがスキルをもたらし、能力が将来の能力を育てる
最後の言葉がすごく好きだなぁと感じました。
そして、この本で最も言いたいことなんだと思います。
まとめ
子どもが将来やりたいことを見つけて、その分野で成功して幸せな人生を歩むために、やっぱり幼児教育はものすごく大事なことで、この時期のお金は出し惜しむべきじゃないんだなぁと思いました。
幼児教育はぜったい必要だ、ということがわかった上で次に気になるのは、どんな教育がベストなの?ということだと思います。
いろいろと読んだり聞いたり試したりしながら、またここで報告できればと思います。